強みを考える: チエ・モノ・ハコ・アシ
ヒト・モノ・カネ、という言葉をよく聞きます。
最近では、情報という意味で、チエを加えることも多く、ヒト・モノ・カネ・チエ。
これは、会社の経営にとって必要な資源として出てくる用語です。
でも、会社において変えるべきところと、変えてはならないところ、
を考えるにあたっては、決して使い勝手の良いものではありません。
そこで編み出したのが、冒頭の「チエ・モノ・ハコ・アシ」です。
ヒトは、単純な作業者という意味ではなく、
チエを持った存在とし、「チエ」として扱うことにします。
チエとは、ノウハウや技術。
モノとは、商品を作るための設備。
ハコとは、場所。
アシとは、物流(仕入れルート、お客様への配送方法)。
どのような事業を営んでいるかによって、武器となる資源は変化します。
例えば、マッサージ店であれば、
チエ: 熟練の技
ハコ: お客様が来やすい場所にあること
が武器になるでしょう。
また、新鮮なネタが自慢のレストランであれば、
チエ: レシピ
ハコ: お客様が来やすい場所にあること
アシ: 新鮮なネタを安く仕入れることのできるネットワークを持っていること
が武器になるでしょう。
町工場であれば、
チエ: 熟練の加工技術
モノ: 熟練者を支えるモノづくりの設備
が武器となるでしょう。
このように、あなたの会社にとって、武器となる資源は何か、を明らかにすることは
何を武器に、新しいことに挑戦していくか、が決まる、という意味で非常に重要です。
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